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攻撃ヘリに支援された機械化部隊の逆襲によって敵の本格上陸地点を速やかに潰すのが台湾陸軍の基本的方針である。昔読んだ紹介本によれば陸自と大して変わらないと思う。
しかし敵のゲリラコマンド攻撃と陽動作戦を対処するために、歩兵の量が必要だ。
そこで機動防御の要領に従って、まず沿岸部に動員された予備役で構成する守備旅団を配備して警戒に当たる。敵の主攻上陸地点を判明した後から、常備軍の機械化部隊で逆襲を実行するのだ。
だが私から見ればこの想定に二つの問題が浮上する。
一つ目は動員が間に合うかとかの問題だ。総動員命令自体は敏感な政治問題で、簡単に下すものではない。政府が判断を審議する間で奇襲されたら、歩兵の量は足りない。
二つ目は守備旅団の歩兵達の大半は現役時代でもあまりよく訓練さてていない。動員が間に合うでも、守備旅団が敵のゲリラコマンド攻撃と陽動作戦だけで総崩れになったら、寧ろ短期的には混乱を拡大する有害な存在だ。
さらに前で私が言った、仮に機械化部隊による逆襲が失敗した場合、今度は守備旅団を泥試合の市街戦と高地戦に投入しなければならない。ここからは歩兵訓練の質が大いに響くだろう。
現時点で台湾陸軍の上層部は動員守備旅団を弾除けとしか考えない節がある、現役の間でも訓練はかなり古いかつ適当であり、予備役の訓練招集もほぼ形だけの物。
勿論、民衆の中で兵役と訓練招集嫌いの人が存在している、しかし腐りかけた陸軍のやる気無さでも深刻な問題だ。
一応、台湾軍は目で見える重装備を買う「モデラ屋」気質ため、対空システムなどハイテク装備と重装備は悪くない。弾薬の貯蓄でもそこそこある。