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データ中継衛星 来月打上げへ
10月02日 12時08分
人工衛星が収集した安全保障に関する情報などのデータを受け取り、地上へ中継する役割を担う「データ中継衛星」の打ち上げが、11月29日にも鹿児島県にある種子島宇宙センターで計画されていることが分かりました。
この「データ中継衛星」は、データを持つほかの人工衛星が日本の上空にいなくてもデータを受け取り中継して日本へ送ることができる衛星で、内閣衛星情報センターとJAXA=宇宙航空研究開発機構が運用する計画です。
関係者によりますと、この「データ中継衛星」を載せたH2Aロケット43号機の打ち上げが、来月29日にも鹿児島県にある種子島宇宙センターで計画されていることが分かりました。
データ中継を行う衛星は、18年前JAXAが「こだま」と名付けて初めて打ち上げ、およそ15年間にわたって運用していました。
「こだま」の後継機として今回打ち上げられる「データ中継衛星」は、より多くのデータを迅速に送るため、新たに開発された通信機器を搭載していて、実証実験が行われます。
政府は、北朝鮮のミサイル発射施設の動向や災害時の被害の状況など、情報収集衛星が集めた安全保障などに関する情報の中継を担わせることにしています。@