空飛ぶクルマ、すでに浮遊成功 「移動革命」へ開発加速
12/22(日) 10:44配信 朝日新聞デジタル
浮上実験に成功した「空飛ぶクルマ」の試作機=2019年8月5日午前11時46分、千葉県我孫子市、高橋諒子撮影

 人や物を乗せて無人で自動飛行し、垂直離着陸できる電動の「空飛ぶクルマ」。そんな未来の乗り物の開発が、千葉県我孫

市のNEC我孫子事業場で進められている。すでに浮上実験に成功し、実用化に向けて一歩を踏み出した。

 空飛ぶクルマは、都市部や山間部などの移動、災害時の救急搬送や物資輸送などを想定し、世界で大企業からベンチャー企
業までが開発に力を入れている。

 日本では、政府が実現に向けて昨年夏、「空の移動革命に向けた官民協議会」を設立。NECの他にも宇宙航空研究
開発機構(JAXA)、東大、日本航空、スバルなどが加わり、それぞれが開発を進めている。「クルマ」と表記さ
れるのは、地上走行にこだわらないためという。

 NECは昨年春にプロジェクトチームを作り、我孫子事業場を開発拠点とした。船公(ふなこう)久直・事業戦略企画グルー
プマネジャーによると、試作機を飛ばせる広さがあり、東京の本社などからスタッフ約10人が通える距離にあるからだとい
う。

ANAは来ないでw