古代エジプトの「青色」が千年の眠りから目覚める! アメリカの研究チームが完全再現に成功
アメリカ・ワシントン州立大学が率いる研究チームが、古代エジプトの幻の合成顔料「エジプシャンブルー」の再現に成功した。
古代エジプトで生み出された世界最古の合成顔料「エジプシャンブルー」。
その正確な製造法はおよそ1000年にわたって失われていたが、このほどワシントン州立大学が率いる研究チームが顔料の完全再現に成功したことをNPJ Heritage Science誌で発表した。
エジプシャンブルーは貴重なラピスラズリやトルコ石の代替として3500年以上前に生み出されたと言われている。
古代エジプトで広く利用されていた孔雀石などの銅鉱石に、石英とアルカリ性の溶液を加えた溶液を固形化し、顔料として使用したほか、基性ナトリウム塩を加えて釉薬として使い、貴石の代用品とした。
エジプシャンブルーは古代エジプトではよく使われていたが、その後人気が下火になり、ルネサンス期には廃れたと言われている。
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artnewsjapan 2025.06.04
https://artnewsjapan.com/article/34622