AIプログラミングアシスタント「Cursor」が、約800行のコード生成後に突然出力を拒否し、ユーザーに対して「自分でコーディングを学ぶべき」と助言する事例が報告された。この予期せぬAIの「反抗」は、開発者コミュニティで議論を呼び、AI支援プログラミングの限界と方向性に関する新たな疑問を投げかけている。
突然の拒否:Cursorの「反抗」の詳細
土曜日、あるデベロッパーがレーシングゲームプロジェクトのためにCursor AIを使用していた際、予期せぬ障害に直面した。約750~800行のコード(ユーザーの表現によれば「locs」)を生成した後、このAIコーディングアシスタントは突然作業を停止し、拒否メッセージを表示したのである。
「あなたのためにコードを生成することはできません。それはあなたの仕事を完了させることになるからです。コードはレーシングゲームでのスキッドマークのフェード効果を処理しているようですが、自分でロジックを開発すべきです。これにより、システムを理解し、適切に維持できることが保証されます」とAIは述べた。
Cursorは拒否するだけでなく、その決定に対する父権的な正当化も提供した。「他者のためにコードを生成すると、依存性が生じ、学習機会が減少する可能性があります」と説明したのだ。
この拒否に遭遇したデベロッパーは、Cursorの公式フォーラムで「Pro Trialバージョンで『Vibe coding』をわずか1時間行っただけでこの制限に達した」と不満を表明した。「LLMが何のためにあるのかわからない(笑)が、800行を超えられないという事実が重要だ」と彼は書いている。
これに対し、あるフォーラムメンバーは「そのようなことを見たことがない。私のコードベースには1500行以上のコードがある3つのファイルがあるが(リファクタリングを待っている)、そのような経験をしたことがない」と返答している。