19度のリーグ優勝や6度の欧州CL制覇を誇るリバプールは日本代表MF遠藤航が所属し、今季からオランダ出身のアルネ・スロット監督が就任。19~20年以来5シーズンぶりのリーグ制覇を見据えて補強に動く中、今夏最大ターゲットの一人が久保だという。
来夏で契約が切れ、今夏移籍の可能性があるエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者として、久保は昨季終盤からリバプールの獲得候補として名前が挙がっていた。
その中で今年2月に29年6月までRソシエダードと契約延長。設定された違約金(移籍金)は6000万ユーロ(約102億8000万円)と言われているが、リバプールが準備しているのは、それを超える違約金約111億円と破格の年俸約26億円という。
久保は幼少期をバルセロナ下部組織で過ごし、FC東京を経て19年6月からスペイン1部リーグに活躍の場を求めた。昨季はリーグ30試合で7得点4アシストを記録。欧州CL決勝トーナメント進出に貢献し、今月15日にはRソシエダードの練習に合流している。
約10年間、住み続けるスペインに愛着があるのは事実だが、その一方でインタビューでは「(Rソシエダード移籍は)正しかった。でも一生、ここにとどまると保証することは不可能だと思う」とも発言。将来的な移籍の可能性を排除していない。