
【密着】“逆走”“衝突”続出も「死ぬまで運転」…高齢ドライバーの「技能検査」講習
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000271280.html
今年5月、75歳以上の高齢ドライバーが免許の更新を行う際、一定の違反歴のあるドライバーには、「運転技能検査」が義務付き、合格しなければ免許の更新ができなくなりました。
■75歳女性 右車線を“逆走”…本番でも一発“不合格”
東京・町田市にある自動車教習所では、免許更新時とほぼ同じ技能検査の講習が受けられるとあって、多くの高齢者が集まっていました。
運転歴30年以上、75歳の女性は、次のように話します。
女性ドライバー:「来年の春に免許の更新時期を迎えるものですから、85歳ぐらいまで運転したいと思うんですけど」免許の更新時期が迫り、運転技術の再確認をしたいと、この講習に参加。
免許の返納は、まだ考えていないといいます。車に乗り込み、実車教習スタート。まずは、道幅の狭いカーブが続くS字クランク。
慎重に、ハンドルを切りながら、ここはなんとかクリア。しかし、安心したのも束の間…。
教官:「ストップしましょう!これね、右側通行ってやつですね。センターラインより右側走っちゃってるんで」
女性「ごめんなさい。今、緊張しました」なんと右折し、2車線の道路に入るや右車線を逆走。
一般の道路なら大事故の恐れも。本番の運転技能検査でも、一発で不合格となります。
教官:「左側ですよ。センターラインより左側を走ります」
女性ドライバー:「初めての講習の参加だったので、いたく緊張しまして。なかなか思うようにできませんでした。普段は配慮してるつもりなんですけど、きょうは、もうすっかりそれも飛んでしまいました」