雪不足・コロナで中止、半世紀続いた「雪まつり」が廃止へ…担当者「ここで一区切り」
2022/08/29 07:21
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220825-OYT1T50246/
雪不足・コロナで中止、半世紀続いた「雪まつり」が廃止へ…担当者「ここで一区切り」
2022/08/29 07:21
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220825-OYT1T50246/
岩手県雫石町などで２月に開催されてきた冬の名物イベント「いわて雪まつり」について、実行委員会は２４日、廃止する方針を固めた。
近年の雪不足や客足の落ち込みが主な理由だという。３１日の総会で正式決定する。
同まつりは１９６８年、同町の小岩井農場を会場にスタート。雪像や大型滑り台などが設置され、冬の風物詩として県民に親しまれてきた。
実行委事務局の町観光商工課によると、最盛期には約３０万人が来場。しかし、近年は雪不足に悩まされ、雪像制作の中止など規模縮小を強いられてきた。
２０１８年からは同町のスキー場「岩手高原スノーパーク」を主会場に、分散開催を導入したが、２０年の来場者は約１０万人まで落ち込んだ。
昨年と今年は、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた。
同課の担当者は「スケールが縮小し、客足も減る悪循環に陥っていた。できれば継続したいが、ここで一区切りつけるのが妥当だと判断した」と話した。
