まぁ5年くらい前に書いた日銀の公的資金の株式購入のリスクのレスでも貼っておくわ
事態はこれよりさらに悪化してるからね
①コーポレートガバナンス問題
日銀が10%以上保有の「大株主」は70社超に
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/26345 これらの企業では、株主統治が正しく機能しなくなる
大株主の経営監視の不在化による企業の経営不振につながる
では逆に日銀が株主統治を徹底した場合にどうなるか
これは逆に企業が国策企業化して、企業が単なる天下り団体化したり
国策の失敗による企業衰退が起こる。
計画経済の失敗は20世紀の東側陣営、近年の五輪失敗を見れば、そのリスクがよくわかる
そして失敗した場合には、公的な負担が発生する
企業の倒産や補填を日銀がかぶらないとけないし、下手をすれば日銀救済目的に税金投入が繰り返されることになる
またユニクロと言えば
海外の工場で人権無視の操業をしてることでも有名だけど
仮にどっかの途上国で、児童労働や違法労働で民事で訴えられたり
刑事で訴えられた場合どうすんだとか出てくる
民事で莫大な懲罰的賠償金を課せられたら、それ日銀から出すのかとか
刑事で役員が逮捕状とか出たら、日銀が仮に役員出向を名義だけでもしてたら
日銀の行員や頭取が逮捕されるとかに、なりかねない
これらは「計画経済の失敗」で「公」が追うリスク。
企業そのものが崩壊して利益をあげられない、民間衰退リスクだけではなく、企業崩壊に関して公的部門がリスクとコストを負うはめになる
②日銀の債務超過問題
この①を見ればわかると思うが、日銀の負債が増えるリスクがある。
そしてそれだけではない。最早、今や株式相場が22000円を切れば日銀が債務超過になると言われている
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/201214/mca2012141124008-n1.htm この債務超過問題に対して、「日銀がマネーをすればいいだけ」と言う人間もいるが
そもそも刷ったマネーは日銀のバランスシートでは負債に入る(なぜそうなのかは説明できるが今はしない)
つまり、いくら刷っても債務超過が増えるだけ
そこで、刷ったマネーで、即座に何か資産購入をして、資産が即座に値上がりをしないといけない。しかし、株価下落の時にそれができるのだろうか?
また、すぐに、日本政府が日銀への出資を増やせばいいとする主張もある。つまり税金での大規模補填。かつての住専問題の大規模化。
これは更なる財政不安につながり、またまた社会保障削って増税だよ。ますます日本は終わる。
③流動性リスク問題
株式市場は、取引額に応じて、株価が維持されている
10%の流動性の低下で3%株価は下がる
日銀が買い過ぎて流動性が極端に下がりつつあると、閾値を越えた時に、乗数的に株価の崩壊が起こる
これへの対策で、日銀は
ETFの貸し出しによる流動性の確保や
株を国民にプレゼントしてしばらく売ってはいけないことに法律でしようなどと
頭のおかしいことを、現在、言い出してる