
京都市下京区の市営住宅で昨年10月に起きた殺人事件の遺体を写した画像データが外部に流出した問題で、京都府警が29日にも、下京署の30代男性警部補を地方公務員法(守秘義務)違反などの疑いで書類送検する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。警部補は知人女性に画像データを送信したと認めており、府警は懲戒処分にする方針。
捜査関係者によると、警部補は殺人事件の被害女性=当時(24)=の遺体が写った画像データを知人女性にスマートフォンで送信。女性が警部補とのトラブルを府警に相談した際、画像について申告して流出が発覚した。この女性のほかに流出した形跡は確認されていない。
警部補は事件の捜査本部が置かれていた下京署の刑事課に所属していたが、事件捜査には関わっていなかった。府警に対し、警部補は知人女性に画像を送信したことを認めた上で、「別の捜査員から写真を送ってもらった」と説明しているという。
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