
可変式の巨大防護車両 国内初、作業員守る―中日本高速
2020年08月26日17時42分
![中日本高速道路、トランスフォーマー導入 [158879285]->画像>2枚](https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202008/20200826at45S_p.jpg)
中日本高速道路が導入した日本初となる可変式の大型防護車両=26日、三重県川越町
![中日本高速道路、トランスフォーマー導入 [158879285]->画像>2枚](https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202008/20200826at44S_p.jpg)
車体を伸ばして作業場所を囲う中日本高速道路の大型防護車両=26日、三重県川越町
中日本高速道路(名古屋市)は、高速道路上で工事などに関わる作業員の安全確保のため、車体を伸ばして防護の囲いを作る大型防護車両
「ハイウェイ・トランスフォーマー」を導入した。
高速上の可変式防護車両の実用化は日本で初めて。
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同社によると、大規模改修工事に伴い、交通規制中の車両進入事故は2016年度の46件から19年度は207件に急増。
17年には交通規制に当たっていた作業員が死亡する事故が起き、対策を急いでいた。
米国製の防護車両を改良し、4月から三重県内の高速道路で運用を始めた。
全長約16メートル、重さ24.7トンで、補修や事故復旧の場所に作業員と共に移動。
約23メートルまで伸ばすことができる車体で作業場所を囲む。
後部の緩衝装置は2.5トンのトラックが時速110キロで衝突しても作業員に影響はなく、運転手の負傷も防ぐという。
中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋の日比野進弘社長は「安全性向上への不断の努力をしていきたい」と述べた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020082600921