
広島中央署の金庫から現金8572万円が盗まれた事件で、事件後に病死した、元同署の脇本譲警部補(当時36)が14日、容疑者死亡のまま窃盗などの疑いで書類送検された。
捜査は難航したが、県警は犯行日の特定がカギだったと説明。一方脇本警部補は、「無関係」だと訴える日記を残していた。
捜査の焦点は、犯行日の絞り込みだった。事件発覚から3年近く。広島県警は状況証拠を積み重ね、広島中央署内の金庫から8572万円が盗まれた日を2017年3月26日ごろと特定した。
14日の会見で、県警幹部は「昨年の春までは特定できていなかったが、26日を境に全部説明がつく」と述べた。
脇本譲警部補が病死したとされる日の前日の2017年9月15日の日記には「やってないことはやったとは言えない」とある=関係者提供
![【闇】広島中央署8572万円窃盗事件で書類送検された警部補(死亡済)、日記に「私は無関係」と記していた [152726127]->画像>10枚](https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20200214004972_comm.jpg)
「私は無関係である」と訴える脇本譲警部補の2017年5月15日付の日記。この日、広島県警の任意聴取を受けていた=関係者提供
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