
いわきの避難所でノロウイルス
10月29日 20時40分
台風19号でいわき市に設けられた避難所で、これまでに20人が下痢や発熱などの症状を訴え、いわき市保健所は、このうち4人からノロウイルスが検出されたと発表しました。
今のところ、症状が重い人はいないということですが、保健所は、避難所での手洗いの徹底などを呼びかけています。
いわき市保健所によりますと、およそ90人が避難している中央台公民館で、今月25日の夜、6人が吐き気や発熱、下痢などの症状を訴えました。
その後も症状を訴える人は増え、27日にかけて15人にのぼり、このうち、医療機関で検査をした4人からノロウイルスが検出されたということです。
症状を訴えた人は、29日午後3時の時点ではあわせて20人に上っていますが、症状が重い人はいないということです。
この避難所では1日3回、弁当や軽食が提供されるほか、炊き出しも行われていますが、今のところ症状を訴えた人が共通して食べたものは確認されておらず、感染の経路はわかっていません。
いわき市では、中央台公民館に保健師と看護師を派遣して、避難している人の健康状態の確認を強化するほか、トイレなどの清掃を徹底するとしています。
また、避難している人に対しては、手洗いを徹底するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191029/6050007734.html