
Chytry氏が披露したデモは、家庭にあるWi-Fiルータを攻撃して乗っ取り、遠隔からスクリプトをインストールして、
ルータに接続するデバイスを制御してしまうというものだ。スピーカーに言わせたいことを攻撃の命令文に書き込むと、
制御されたワイヤレススピーカーはその通りにしゃべり、これを音声アシスタント(デモではAmazon Alexa)が聞き取る。
これだけでも十分恐ろしいが、Chytry氏はさらなる攻撃シナリオを教えてくれる――それはスマートロックだ。
もし、インターネットから操作できるドアや窓の鍵が攻撃者にも制御可能になれば、勝手に家の中に入ることができてしまうのだ。
もはや家庭内ネットワークがハッキングされるという事態は人ごとではなさそうだ。
Chytry氏によると、日本では実に約40%のWi-Fiルータがハッキング可能という。
つまり、上で紹介したデモのように、リモートから家庭内ネットワークアクセスしてマルウェアを動かされたり、
パスワードを盗まれたり、ホームネットワークに侵入されたりする、ということになる。
https://news.nifty.com/article/technology/product/12158-1679754/