広島市が市民543人に1449万円誤払い 年金生活者支援給付金
5/9(月) 20:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/077d23aea09bcdbd1776aad8e8994e4cbe2e1fb9
低所得の高齢者たちに支給する年金生活者支援給付金制度で、広島市は9日、支給を担う日本年金機構(東京)に提供した所得の情報に誤りがあり、本来は対象外の市民543人に計1449万2332円を払っていたと発表した。全員に返還を求める。
市によると、市が年金機構に所得情報を提供する際、収入が一定にあり、支給対象外となる人を該当者の区分で報告していたという。2020年8月から22年3月までの間に払い、1人当たりの金額は10万600円~132円だった。18年度に改修した年金や国民健康保険などの管理システムに問題があった。
19年度に始まった年金生活者支援給付金制度は、公的年金に上乗せして2カ月に1回、支給する制度。市と年金機構は、その後に給付金の対象者となった43人について、来月以降の給付金から半額を差し引いて返還に充ててもらう。残る500人には金融機関に振り込む納入告知書を送る。
市保険年金課の斎藤憲治課長は「ご迷惑を掛けて申し訳ない。システム改修後の検査を徹底するなど再発防止に努めたい」としている。