千葉県野田市で2019年3月、男女3人が乗用車にはねられ死亡した事故で、千葉地検松戸支部は25日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)罪で、運転していた会社員の男(44)を在宅起訴した。
同支部は男をいったん不起訴処分としていたが、検察審査会の「不起訴不当」議決を受け、一転して起訴した。
起訴状によると、男は19年3月13日午前、激しい頭痛や吐き気が生じて意識障害を起こす恐れがあったのに運転を続け、歩道にいたいずれも当時70代の男女3人をはね、死亡させたとされる。
同支部は20年2月、意識障害の予見は困難だったとして男を不起訴処分としたが、松戸検察審査会は同10月に不起訴不当と議決。地検によると再捜査の結果、事故以前から意識障害の前兆として頭痛や吐き気が生じており、予見は可能だったと判断した。
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