年齢層別のウイルス感染率と新型コロナ感染症(COVID19)による死亡率が、ワクチン接種対象となる順番にほぼ沿った形で低下している。
ワクチン接種キャンペーンの効果を調べる研究で明らかになった。
イスラエルは全国的なロックダウン(都市封鎖)やソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)規制を経験したが、
今回の研究で示された年齢層別の感染・死亡率低下は、パンデミック(世界的大流行)の影響を弱める上でワクチンが大きな役割を果たしていることを示唆している。
イスラエルでは現在、人口の約55%がワクチン接種を完了。世界各国でワクチン接種キャンペーン奏功の兆候が求められている現在、
イスラエルは研究者の間で特別な位置付けとなっている。
人口の約25%がワクチン接種を完了している米国でも、初期データでは同様の傾向となっている可能性が示唆されている。
米国では各州が、ワクチン接種の対象年齢を16歳にまで引き下げている。
ハガイ・ロスマン氏を中心としたワイツマン科学研究所の研究員らは、
イスラエルでの年齢層別の感染・死亡率データは「全国的なワクチン接種キャンペーンが実際に及ぼす効果」を示していると結論付けた。
ネイチャー・メディシン誌に掲載されたこの研究リポートによれば、
イスラエルでの入院と重症化のケースは、最初にワクチン接種が認められた60歳以上の年齢層で最も顕著に減少した。
その次に減少したのが50歳から59歳のグループ、接種対象に遅れて入った残りの年齢層と続いた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-19/QRTJ0JT1UM0Y01
![【イスラエルの研究】 コロナワクチン、接種可能な年齢層で効果際立つ、感染・死亡率は最初に接種対象となった年齢層で最も低下 [影のたけし軍団★]->画像>3枚](https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/i3gH_rJeY2Tg/v0/-1x-1.png)