今月20日までに人工心肺装置「ECMO(エクモ)」による治療を受けた新型コロナウイルスの重症者のうち、6割強が回復し、約3割が死亡したことが、日本集中治療医学会などの集計で分かりました。
「ECMO」は、人工呼吸器を装着しても症状が改善しない患者の“最後の切り札”とも言われる人工心肺装置です。
日本集中治療医学会などがまとめた集計によりますと、今月20日までに新型コロナウイルスに感染し、重い呼吸不全となった90人がECMOによる治療を受け、このうち35人が回復し、17人が死亡したということです。また、38人は現在もECMOによる治療を受けているということです。
ECMOをめぐっては、機材だけではなく、正しく使える人材の確保も課題となっていて、日本集中治療医学会は医療従事者専用の相談窓口を設けるなどしています。
https://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3962432.htm