(2018/7/29 08:41)
ニジマスを捕まえたバニラ=静岡市駿河区の日本平動物園
企画展「おっぱい展」で触覚体験を楽しむ親子
静岡市駿河区の日本平動物園で28日、「夏の動物園まつり」が始まった。8月26日まで、夏にちなんだ20以上の多彩な体験・観察型イベントを開く。
初日は、ホッキョクグマの「ロッシー」と「バニラ」に安倍藁科川漁協が提供した活魚70匹をプレゼントするイベントを開いた。マスやアマゴなど生きた魚が水槽に放流されると、2頭は勢いよく水中にダイブ。2キロほどある大きなニジマスをかみついて仕留め、来場者から大歓声があがった。
49回目の開園記念日となる8月1日は無料で入園できるほか、先着500人にオリジナルうちわをプレゼントする。同月12、13日には、動物が「出舎」する瞬間を担当飼育員のガイド付きで観察するツアー「フレックスタイム動物園」を開く。
このほか、まつり期間中の日曜日には「ゾウにスイカのプレゼント」、木・金曜日にはオオアリクイの餌やり観察イベントなどを行う。
■ゾウのおっぱい、どんなかな 哺乳類の進化学ぶ企画展
哺乳類の生態や特徴を紹介する企画展「おっぱい展~哺乳類の進化と不思議」が8月26日まで、静岡市駿河区の日本平動物園ビジターセンターで開かれている。
哺乳類の最大の特徴である「母乳で子どもを育てる」という行為を楽しく学んでもらうのが狙い。進化の過程を詳しく紹介する学術的な展示のほか、動物ごとに異なるおっぱいの数などを当てるクイズや、ゾウのおっぱいの模型を触って柔らかさを体験できるブースなどもある。
来場した親子連れは少し恥ずかしがりながらも、おっぱいは子孫を残すための生存戦略として発達したと知って感心しきりだった。
http://www.at-s.com/news/article/local/central/521234.html