スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1993年12月に発売したスーパーファミコン用ソフト「ロマンシング・サガ2」(ロマサガ2)が、2019年に入りRTA(リアルタイムアタック/クリアタイムの早さを競う競技)の記録更新合戦状態となっています。発売から約25年が経過したゲームで、なぜ今頃新記録が次々に誕生し始めたのでしょうか。
その火種を切ったのは、“人力サブフレームリセット”という荒業でした。始まってしまったか……ついに……。
■「サブフレームリセット」とは
“人力サブフレームリセット”の前に、「サブフレームリセット」について。これはTAS(ツールアシストによる高速攻略)で利用されるもので、「1マイクロ秒単位」でタイミングを調整してリセットすること。ゲームではよく60分の1秒に当たる「1フレーム」という単位が使用されますが、「1マイクロ秒」は100万分の1秒という極めて細かい単位です。
そしてこの「サブフレームリセット」をデータのセーブ中に行うことで、セーブデータを改ざんできてしまいます。ただし、何も考えずにデータの改ざんを行うと「チェックサム」と呼ばれる機能により破損データ扱いされセーブが消えてしまうため、キャラの装備品などをうまく変更して「チェックサム」をごまかすことで都合の良いデータを作り出せます。
2018年4月には、この技を利用しておやつさんが「ロマサガ2」を4分台でエンディング到達を達成しました。しかし、この記録はあくまでもツールアシストによるもの。1マイクロ秒単位での調整は人間では不可能なため、あくまでもTAS専用と思われていました。
おやつさんによる「ロマサガ2」サブフレームリセットフル活用TAS
まともな道だけを走って目的地にどれだけ早く付くってのが普通のRTA。
こういうのはパルクールの如く数階の壁をよじ登ったりビルの屋根登ったり
ともかくどんな無茶しても、最短道さえ解ってればそれを突き進む奴。
その火種を切ったのは、“人力サブフレームリセット”という荒業でした。始まってしまったか……ついに……。

■「サブフレームリセット」とは
“人力サブフレームリセット”の前に、「サブフレームリセット」について。これはTAS(ツールアシストによる高速攻略)で利用されるもので、「1マイクロ秒単位」でタイミングを調整してリセットすること。ゲームではよく60分の1秒に当たる「1フレーム」という単位が使用されますが、「1マイクロ秒」は100万分の1秒という極めて細かい単位です。
そしてこの「サブフレームリセット」をデータのセーブ中に行うことで、セーブデータを改ざんできてしまいます。ただし、何も考えずにデータの改ざんを行うと「チェックサム」と呼ばれる機能により破損データ扱いされセーブが消えてしまうため、キャラの装備品などをうまく変更して「チェックサム」をごまかすことで都合の良いデータを作り出せます。
2018年4月には、この技を利用しておやつさんが「ロマサガ2」を4分台でエンディング到達を達成しました。しかし、この記録はあくまでもツールアシストによるもの。1マイクロ秒単位での調整は人間では不可能なため、あくまでもTAS専用と思われていました。
おやつさんによる「ロマサガ2」サブフレームリセットフル活用TAS
まともな道だけを走って目的地にどれだけ早く付くってのが普通のRTA。
こういうのはパルクールの如く数階の壁をよじ登ったりビルの屋根登ったり
ともかくどんな無茶しても、最短道さえ解ってればそれを突き進む奴。