京都大病院(京都市左京区)で、投与薬に重い副作用があるとの情報が共有されず妻(当時29歳)が死亡したとして、
夫らが京大や医師に計約1億8750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁(野田恵司裁判長)は18日までに、
京大側に約1億3500万円の支払いを命じた。判決は17日付。
判決によると、妻は難病指定されている「発作性夜間ヘモグロビン尿症」の治療のため、京大病院の血液内科で
治療薬「ソリリス」の投与を受けていた。出産後の2016年8月、容体が悪化したため同病院で診察を受けたが、
「入院経過観察」とされ、髄膜炎菌感染症により死亡した。
判決理由で野田裁判長は、妻の容体が悪化した際、医師は薬の添付文書に従い、抗菌薬を投与する義務があったと指摘。
与えていれば「死亡の結果を回避できた可能性が高かった」と判断した。
京大病院は「判決文が届いていないのでコメントを控える」としている。
ソース 毎日新聞 02/18 14:27
https://mainichi.jp/articles/20210218/k00/00m/040/104000c
夫らが京大や医師に計約1億8750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁(野田恵司裁判長)は18日までに、
京大側に約1億3500万円の支払いを命じた。判決は17日付。
判決によると、妻は難病指定されている「発作性夜間ヘモグロビン尿症」の治療のため、京大病院の血液内科で
治療薬「ソリリス」の投与を受けていた。出産後の2016年8月、容体が悪化したため同病院で診察を受けたが、
「入院経過観察」とされ、髄膜炎菌感染症により死亡した。
判決理由で野田裁判長は、妻の容体が悪化した際、医師は薬の添付文書に従い、抗菌薬を投与する義務があったと指摘。
与えていれば「死亡の結果を回避できた可能性が高かった」と判断した。
京大病院は「判決文が届いていないのでコメントを控える」としている。
ソース 毎日新聞 02/18 14:27
https://mainichi.jp/articles/20210218/k00/00m/040/104000c