[衆院選2021]終盤情勢 東京の注目選挙区
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1f830ec368f53e0f3a957ffcd246454f2f3eb5b ■東京1区 海江田と山田 横並び
海江田と山田が横並びのまま、終盤にもつれ込んでいる。海江田は序盤で固めた
立民支持層に加え、終盤で支持を広げつつある共産支持層でも約9割を固めた。
山田は自民、公明支持層を着実に固め、サラリーマン、専業主婦からの支持も広げている。
■東京2区 辻が一歩リード
辻が序盤の松尾との接戦から抜け出し、一歩リードした。辻は、関係が近い岸田首相が来援。
自民支持層を固め、幅広い年齢層で支持を広げる。松尾は、政権批判票が引き続き木内や
北村と分散しているのが課題。無党派層への浸透も3割と伸び悩む。
■東京3区 松原・石原 予断許さず
松原と石原が接戦のまま、最後まで予断を許さない情勢だ。過去2勝4敗で負け越す
松原はサラリーマン、専業主婦からの支持を拡大し、それぞれ約4割に浸透する。
石原は序盤と比べて無党派層の支持をわずかに増やすも、自民、公明の支持層固めが課題だ。
■東京5区 手塚と若宮 互角
手塚と若宮が互角の激しい戦いを繰り広げている。手塚は中高年層を中心に支持を拡大し、
一部の保守層への浸透もみせる。万博相として初入閣した若宮は自民、公明支持層の
7割程度を固めた。さらに上積みできるかどうかがカギとなる。
■東京6区 落合 引き離す
落合が接戦から抜け出し、他候補を引き離している。落合は立民支持層を固め、
自民支持層の1割、維新支持層の2割弱にも浸透する。政権批判票も7割を固めた。
越智は序盤と比べても自民支持層を固めきれず、無党派層からの支持も伸び悩む。
■東京8区 吉田 抜け出す
吉田が石原との混戦から抜け出しつつある。吉田は、れいわの山本代表の出馬断念
を契機に野党共闘の典型例として注目を浴び、無党派層の支持を6割強まで急激に広げた。
石原は自民、公明支持層の8割を固めたが、選挙区内に多い政権批判票に苦しめられている。
■東京9区 山岸と安藤 激戦
山岸と安藤の激戦が続いている。山岸は選挙区内に多い政権批判票の約7割を固め、
無党派層の約5割からも支持を受ける。比例東京から移った安藤は自民、公明支持層
でそれぞれ8割弱、7割弱を固めた。無党派層の支持拡大が課題となる。
■東京10区 鈴木隼・鈴木庸 譲らず
鈴木隼と鈴木庸が互いに一歩も譲らない展開が、終盤に入っても続いている。
鈴木隼は自民支持層の支持が8割を超えた。年齢別では特に高齢者の支持が広がった。
鈴木庸は固めた立民支持層に加え、共闘する共産支持層でも7割超に浸透する。